新潟県 阿賀野川のほとりの一軒宿　ゆらりゆら水鳥の宿 「さきはな」　の女将とスタッフによる痛快日記！はたしてどんなことが起こるやら・・・

「ごめんください」常連の佐藤様でした。「おかみさん、私が漬けた漬物なんですけど食べてください」と
重たいナイロンの袋をくださいました。「わあ！うれしい！！」袋を受け取りながらもううるうるです。
だってわざわざこんな所まで持って来てくださったんですもの。それにお歳は８０歳越えていらしゃるんですよ。
「どうぞ露天風呂に入っていってください」とおすすめしたのですが、
「また今度ゆっくりと」とおっしゃって玄関を出られました。車にはご家族の方もいらっしゃり
「年寄りの作ったものですがどうか食べてやってください」と言う娘さんにまたまたうるうる。
いつまでも、いつまでも、車が見えなくなるまで見送りました。
私が幸せをかみしめたひと時でした。本当にありがとうございました。
ちなみに入っていたものは、梅干、きゅうりのからし漬け、たけのこの塩漬け、菜の塩漬けなどです。
大事に、大事にいただきます。佐藤さんのお元気を祈りながら・・・・・・・。